2020/04/22
要約:①いつも手をきれいにする。②手で顔に触れない。③三密を避ける。
- 今や、症状のない人を含めて、すべての人がウイルスを保有し、人周辺のすべての環境にウイルスがいると考えて、自己防衛する必要があります。
- 外出時のマスク着用と外出前後や食事前に手洗いと顔洗いをすることが基本です。汚い手で顔を触ることは危険です。食事時に手で顔を触れないようにしましょう。
- すべての他人は新型コロナ陽性かもしれないと考えて、濃厚接触者にならないように対応する(マスクと手洗い)必要があります。
- 食事どきは、マスクを着用できないことを忘れないようにしましょう。食べながらの会話は最小限に。食事が終了してからマスクを着けて会話しましょう。
- 人口密度が上昇する場面ではとくに、直接飛沫と換気に注意しましょう。
- 発熱や咳嗽などの風邪症状がある人は、自分が新型コロナ陽性かもしれないと考えて、他の人に移さない配慮とともに、発症してから1週間は外出しないようにしましょう。
- ウイルスは粘膜から入ります。粘膜部分に触れる前後に手洗いを励行しましょう。
- 感染ルートは次の2つです。①多くは、感染者自身やウイルスのいる表面に触れ、その手で顔にさわることから起っています。ウイルスは目・鼻・口から侵入することが大部分です。②換気の悪い部屋で、防護せずに感染者と15分以上一緒にいるのも危険です。
- 対策を要約すると、①いつも手をきれいにする、②手で顔に触れない、③三密を避ける、となります。
- 病気から不安や差別につながらないように、すべての人の心が試されています。
新型コロナウイルスの診断検査は、当院で行っておりません。
長谷川 修(横浜市大医学部名誉教授)